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運転中の熱中症に気を付けましょう

熱中症は屋外での運動や作業中に起こるイメージが強いですが、実は車の運転中でも十分に発症する可能性があります。「車内でエアコンを使っているから大丈夫」と思いがちですが、実際には運転中でも熱中症になるリスクは潜んでいます。

車内温度の急上昇に要注意

車内では、直射日光だけでなく、路面やアスファルトからの反射熱(輻射熱)も影響します。これらの熱は車内に入り込み、外気温以上に車内温度を上昇させる要因となります。たとえエアコンを使用していても、直射日光や輻射熱によって体温が上がりやすくなるため、注意が必要です。

 

自覚しにくい「脱水症状」

運転中、「トイレが近くなるから」と水分を控えてしまうドライバーは少なくありません。しかし、車内はエアコンの影響で想像以上に乾燥しており、気づかないうちに体の水分がどんどん失われていきます。そのままでは、知らぬ間に脱水症状が進行し、熱中症のリスクが一気に高まってしまいます。
脱水は自覚しにくいもの。だからこそ、「喉が渇いた」と感じる前に、こまめな水分補給を心がけることが、熱中症を防ぐためにはとても重要です。

体調不良を感じたらすぐに休憩を

「なんとなく頭がボーッとする」「めまいや顔のほてり」といった症状は、熱中症の初期サインかもしれません。異変を感じたら、すぐに安全な場所に停車して休憩をとりましょう。

  • ・シートベルトを外し、座席を倒して体を楽にする
  • ・こまめな水分補給を行う
  • ・涼しい場所で休む
  • ・冷えたペットボトルなどで首や脇の下を冷やす

こうした対応で回復することもありますが、症状が改善しない場合や意識障害がある場合はすぐに救急車を呼ぶなどの対応が必要です。自分一人での判断が難しいと感じたら、家族や職場に連絡を入れることも大切です。

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