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雨の日のスタッドレス

明日から仕事初めの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし明日から全国的に雨や雪が降ると予想されています☔☔⛄⛄

昨年はカージャンボ広島がある場所はパラパラと雪が降ったくらいでスタッドレスの出番がありませんでした

雪道の強い味方スタッドレスですが雨の道の運転はハラハラしてしまうことも

スタッドレスタイヤ特有の構造

スタッドレスタイヤは雪や氷の上を、安定して走れるようにつくられています。

<スタッドレスタイヤが雪・氷上でも滑りにくい秘密>

  • ゴム:夏タイヤより柔らかいゴム
  • 溝:夏タイヤより太くて深い溝
  • サイプ(切り込み):夏タイヤより多く、複雑な形状

スタッドレスタイヤのゴムは柔軟性に富んでいます。これは凹凸の多い雪や氷の上でも、路面にしっかり密着させるためです。
低温でも柔らかさを保てるように、特殊な素材を使います。

夏タイヤと比べて、スタッドレスタイヤの溝は太く深く刻まれています。スタッドレスタイヤの溝は雪をがっちりつかむためにあり、この溝のおかげで雪の上でもスムーズに走行できます。

サイプと呼ばれる切り込みは、夏タイヤより数が多く複雑な形状をしています。サイプは路面とタイヤの間にある水分を排出するために刻まれますが、スタッドレスタイヤには排水性能と同時にグリップ力も求められます。
複雑な溝を多く刻むことで、排水しつつ氷をひっかく力も保持できるようになっています。

スタッドレスタイヤが雨天時に危険な理由

実は雨の日にスタッドレスタイヤが危険な理由は、排水性能にあります。

雨天のスタッドレスタイヤが滑りやすいのは、スリップの原因である水分を十分に排出できないためだと考えられます。

積雪・凍結路以外でのスタッドレスタイヤ使用は要注意

雨天時のスタッドレスタイヤは危険だという事実、そしてその理由がお分かりいただけたでしょうか。

実は雨の日以外にも、スタッドレスタイヤが不向きなシーンがあります。それは次の2つです。

  • 乾燥した路面
  • 高速道路

スタッドレスタイヤは、路面に密着するよう柔らかいゴムでできています。ところが乾燥した路面や高速走行では、この柔らかさと密着度が仇となり摩耗が激しくなります。

また路面を強くグリップする力が、燃費性能を下げる要因にもなります。

冬以外にスタッドレスタイヤを履いても、NGではありません。
ただし「摩耗が進みやすい」「燃費が悪くなりやすい」点は、注意しておきましょう。

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