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お知らせ

マツダ デミオ 15C (DBA-DE5FS)の足回り修理

マツダ デミオ 15C (DBA-DE5FS)の足回り修理のお客様がご入庫されました。(当店リピーター様)
平成25年式で、走行は41000キロです。
ご依頼事項は、走行中段差を乗り越えると ふわふわして安定しない、酔う感じがするんだ とお申し出がありました。
早速試運転をさせていただき確認してみると、前側の足回りのダンピングの弱さが確認出来ました。
お申し出の通り、ふあふあと 何か船に乗っているような感覚になりました。
確かに酔いそうです。

タイヤを外して、前側のショックアブソーバーを確認してみると、ショックアブソーバーのゴムのダストブーツが破れて、ショックのシリンダーがむき出しになっていました。
ショックアブソーバーのシリンダーからの油漏れによる劣化です。
お客様に内容を説明させていただき、前側のショックアブソーバーの交換をさせていただく事になりました。
リヤショックアブソーバーは問題なしです。
前側は、エンジンがあり、ブレーキをかけると荷重がかかりストレスがかかりやすいため、劣化は早いです。
私、最近ショックアブソーバーの交換が多いような気がします。

写真のようにシリンダーがむき出しになっています。
オイル漏れにより、完全にショックアブソーバーの機能は果たせていなくなっています。
人で例えると 足腰に該当しますので、これが悪くなると乗り心地などが悪くなり、乗りにくくなるものです。

写真のようにオイル漏れがみられます。
このDE系のデミオは、前側のショックアブソーバーの劣化は多いようです。
ダストブーツの劣化で破れ、シリンダーに水分や異物が入り込み、ショックアブソーバーの劣化を招くのだと思います。

ストラット式のため、分解は比較的簡単です。
下側を分解して、

上側のアッパーを分解して、

外れました。
左右なので、2本外します。

スプリングコンプレッサーを使用して、新しいショックアブソーバーにスプリングを移植します。
ケガをしないように気を付けないと!
慎重に作業をします。

これが交換部品です。
付随する部品として、ショックアブソーバー本体、ダストブーツ、バンプラバーと、写真撮り忘れたんですが、アッパーマウントも交換させていただきました。
こうした付随する部品を同時交換することにより、、さらにシャキッとした乗り味になります。

移植が完了しましたので、最後にこのストラットを車体に取り付けて作業完了です。
作業完了後、試運転をしてみると、乗り味すごく改善されました。
ダンピングがしっかりとしており、ふあふあ感がなくなり、足腰がシャキッとしました。
ハンドリングやブレーキ、コーナリングも良くなり、さらに走ることが楽しくなりました。
車にとって このようなファクターは、非常に大事なことだと思います。
しかも、このデミオは エンジンが 1500㏄のため、パワフルで余裕ある走りを提供してくれます。
試乗後、ほっとしました!
最近、コロナウイルスの話題が多く 暗いニュースが多いのですが、1日でも早く収束することを祈っております。
皆様もかからないように 気をつけていただければと思います。
M様、この度も当店 (株)ピットイン鯉城商事 速太郎呉店へのご入庫誠にありがとうございました。

作業目安時間

1時間30分

対象車両情報

初年度登録年月 平成25年
メーカー・ブランド マツダ
車種 デミオ
グレード 15C
型式 DBA-DE5FS