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お知らせ
マツダ ユーノスロードスター JリミテッドⅡ(E-NA8C)の車検整備
平成6年式 マツダ ユーノスロードスター JリミテッドⅡ (E-NA8C)の車検がご入庫されました。
走行は、10万キロちょっとです。
NA8Cなので1800㏄になります。(中期型)
グレードは、JリミテッドⅡになりますので、黄色いボディ色になります。(初期型の1600㏄時代(NA6CE)にも、Jリミテッドという 黄色も設定あり。)
黄色いボディが眩しいです!
初代のNA系は、ヘッドライトがリトラクタブルなので、とてもカッコイイです!
人気なのも分かりますよね!
団塊の世代のお方は、ロータスエランを彷彿されると思います。
とにかくお客様はきれいにされていますので、整備するにあたって、とても緊張します。
早速整備開始しましょう。
エンジンは マツダの名機? のB型エンジンです。(1800㏄なので、BP型。ちなみに、1600㏄は、B6型)
この当時のファミリア系のエンジンです。
ファミリアは、B型のターボ車も設定がありましたが、ユーノスロードスターは、NA(ノンターボ車)となります。
マツダの設計者は、この軽量 オープン 2シーター FR(後輪駆動)には、NAエンジンのDOHC(ツインカム)が最適と思ったのでしょう。
個人的にも とてもバランスがとれていて 人馬一体だと思います。
さて エンジン廻りは、エンジンオイル交換、冷却水交換、当店一押しのクーラントブースターも注入させていただき、これまた当店一押しの 燃料添加剤(フューエルワン)も注入させていただきました。
その他の消耗品は良好でした。
今回の整備のメインは、足回り系の 前後ブレーキのオーバーホールとなりました。
以前 前後のブレーキキャリパーのオーバーホール履歴はありましたが、10年以上前の話になるため、この度 錆が酷くなる前に実施させていただきました。
前側のブレーキキャリパーです。
錆びは極小で、状態は良好でした。
ピストンも比較的にきれいな状態でしたので、安心しました。
洗浄してシールキットでリフレッシュします。
ブレーキパッドもしっかり残っていたため、清掃グリスアップで組付けました。
心配していました 後ですが、リヤ側は サイドブレーキと兼用のキャリパーのため、ちと複雑な構造でさびやすいため 不安をかかえながら分解していきます。
サイドブレーキが付くため、外観も複雑になっています。
ピストンを外して、キャリパーのシリンダー部分の状態は、若干の錆がみられました。
しかし、清掃できれいになるレベルだったので良かったです。
しっかり洗浄していきます。
ピストンの状態はとても良く、安心しました。
以前のオーバーホール履歴があるため、このきれいさを維持しているのだと思います。
このリヤキャリパーは特殊で、この真ん中の14ミリのボルトを外すと、6角のヘキサゴンレンチで、ピストンの調整をします。
複雑な構造のため、定期的にオーバーホールを行わないと、錆が進行して 内部のギヤが固着してしまいます。
やはり こまめなメンテナンスは大事ですね!
内部をバラバラにしていきます。
沢山の細かい部品があるため、なくさないようにと。
しっかり清掃をして、
このシールキットで、オーバーホールです。
当店は組付けも、グリスにこだわります。
ワコーズのスーパーシリコングリス、ラバーグリスです!
いいものを使用すると、キャリパーピストンの作動、耐久性も良くなります!
スライドピンなども清掃 グリスアップさせていただきました。
オーバーホール完成です。
組付けて、エア抜き作業をしていきます。
同時に、クラッチのレリーズシリンダーのオーバーホールも実施させていただきました。
今回の車検整備は、とてもやりがいのある作業となりました。
軽量 オープン 2シーター FR と とても貴重な車両となります!!!
マツダが世界に誇れる エポックメイキングな車両となります。!!!
今後も末永くお乗りしていただければ幸いです
O様、この度も 当店 (株)ピットイン鯉城商事 速太郎 呉店へのご入庫誠にありがとうございました。
作業目安時間
3時間
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成6年 |
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メーカー・ブランド | ユーノス |
車種 | ユーノスロードスター |
グレード | JリミテッドII |
型式 | E-NA8C |