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お知らせ
走行中助手席下付近より不定期なカシャカシャ音?
H21年式エブリワゴン「走行中変な音がする。助手席の下辺りからカシャカシャと金属音?」とのご用命
実際乗ってみますと、イヤーな音が確かにしています。
マフラーの遮熱板が踊っているような音ですが… アイドリング中にも不定期に音がしてる。
排気系には間違いないですがターボ 怪しいな
とりあえず、マフラーはずしてみましょ
遮熱板にも多少ビビるかなという箇所もありましたが、ターボチャージャー内部がもっとやばっかったです。
写真では少しわかりにくいですが、タービンのシャフト ぐらぐらです。
金属音のカシャカシャ音はコンプレッサー側のインペラがハウジングと干渉する音ですね。
こうなるとターボチャージャーの交換が必要ですね。
じゃあその原因は何ですか?
タービンシャフトのベアリングの焼付き=オイルのメンテナンス不良っぽいですね。
一応、エンジンのオイルパンを外して内部も見てみました。オイルメンテナンスが悪いとこの網のようなところへスラッジ(オイルの焼けたカス)が溜まってオイルが回らなくて、タービンが損傷することがありますが、そんなには溜まってないですね。
オイルパンの内部もきれいな方でした。
実際、ターボチャージャーを外しても、リターンパイプからはオイルが垂れてこなかったので、ターボチャージャーへオイルが配給されてない事が原因だと思います。
となると、オイルポンプからターボチャージャーの間で詰まってる可能性が高いので、オイルのパイプ、ユニオンボルトも新品に交換します。
今回ターボチャージャーは新品でなくリビルト品(再生品)を使用しました。リビルト品には付属してパイプ、ボルトも同封してありました。
最近は軽自動車くらいにしかターボ車ってのは少なくなっていましたが、ダウンサイジングターボ車(普通車に排気量を小さくしたエンジンにターボを装着する事で低燃費で高出力?)も増えているような気がします。
ターボ車にとってはオイルのメンテナンスが命です。定期的にオイル交換してあげましょうね。
当店では3,000kmごとに交換をお勧めしております。
オイルの性能も一昔前よりは良くなってますので、トラブルは少なくなっていますが、ターボ交換となりますと手痛い出費となります。
定期的なオイル交換を忘れないようお願いいたします。
対象車両情報
初度登録年月 | 平成21年 |
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国名 | 日本 |
メーカー・ブランド | スズキ |
車種 | エブリイワゴン |
グレード | PZターボ |
型式 | ABA-DA64W |