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お知らせ

オイル交換してないと…

お客様より「昨日まではエンジンかかっていたのですが、今日突然まったく動かなくなった。」と来電
バッテリーあがり?しかし、ブースターをつないでみても同じらしい。
とりあえず現地へ行ってみます。
セルモーターは回ろうとしていますが、エンジンがロックしている感じ?!
クランクシャフト回るかな?かなり怪しいです。
オイル量を見てみますと、ゲージに付きませんねぇ↴
オイル交換とかのメンテナンス不良による焼付きっぽいですね。
持って帰ってオイルパン剥ぐってみましょう。

やはり、クランクシャフト回っていませんでした。

コンロッドメタル怪しい No.1とNo.3に鉄粉が…
コンロッドのベアリングキャップ緩めると、通常の負荷で回すことができるようになりました。
No.3が鉄粉がよく付いていたので外してみましょう。

 

メタルが焼きついて、クランクシャフトにキズが付いていますね。
No.1も同様です。こうなるともう交換するしかありません。
クランクシャフトはピストンの上下運動を回転運動に変えるための重要な部品です。
そのため、耐久性もありますし、滅多に交換する部品ではありません。
しかし、オイル交換を怠ったために、シャフトにキズが付いてしまいそのキズによって、回転する為の大きな抵抗となり、今回エンジンがかからなくなってしまったというわけです。
通常はその前に、コンコンコンコンとかゴンゴンとアクセルを踏んだ時に打音がするのが前兆です。
当店では、軽自動車のオイル交換 1200円税抜き 5000Kmもしくは6ヶ月毎
この出費をついついとおろそかにしてしまった結果、クランクシャフト交換=エンジン交換が必要になりました。
ターボ車ですと、もちろんターボチャージャーにも大きな損傷があると思います。
オイル交換に比べると、とてつもない出費になると思います。こまめにメンテナンスしましょうね!!

対象車両情報

国名 日本
メーカー・ブランド スズキ
車種 ワゴンR
型式 DBA-MH22S