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お知らせ

パンクした時はどうしたらいい?

最近、スペアタイヤのない車両がとても増えたと思います。
そいいう車両にはパンク修理キットなるものが車載されています。
しかし、使い方もわからなければ、使用後は大丈夫と思っている人もたくさんいると思います。

先日、パンク修理剤を使用したお客様が「パンク修理してください」とお越しになられました。
しかし、パンク修理剤をした場合パンク修理できないんです。??なぜ
パンク修理は、釘等により、穴が開いてエア漏れしている箇所を特定した上で、パンク修理します。
パンク修理剤を使用した場合どうなってると思います?そうですパンク修理剤の液体がタイヤの回転とエア漏れの穴にゴム状になることによって穴をふさいでいるのです。もちろん穴がふさがっているので、釘が刺さったままの状態でない限り、穴のあいた箇所が特定出来ないのです。

これが車載のパンク修理剤を使った後のタイヤの中です。
白い液体がパンク修理剤です。
この白い液体が時間がたてばゴム状になります。どうなると思います?そうですタイヤの内側もホイールもゴム状のネバネバした物体が付着した状態になります。取り除くのも大変です。パンク修理剤はあくまで応急用の修理です。整備工場へたどりつくための最終手段なのです。もちろん縁石に接触してタイヤが裂けてしまったりとか、ホイールのリムからタイヤが外れている場合には使用できません。
パンク修理剤を使用してパンク修理の応急処置をしたタイヤを修理するには交換するしかないのです。

通常のパンク修理は画像中心にいぼのようなものがありますが、それがパンク修理の跡です。外側からゴム質のものを突き刺し穴を埋めます。

パンク修理剤を使用したタイヤは、基本的に使用不可になります。
例えお店でパンク修理可能だったパンクも、修理剤を使用すれば使えなくなります。
そうです!新しいタイヤを絶対に購入しなければいけなくなります!
さらにパンク修理剤ですが、値段がお手軽ではありません…
約6000円はします…
新しいパンク修理剤を購入して、さらに新しいタイヤも購入しなければいけない…
軽自動車なら6000円でタイヤを1本買う事ができますよね?
パンク修理剤を使ったがために、倍の金額を払わなくてはいけなくなる時があるのです…
なので釘等が刺さってパンクしている場合は、付属のエアコンプレッサーを使用して空気を入れ、すぐに空気が抜けないのであればその状態で走行可能です。
修理工場が遠い場合は、少し走ったら空気を入れて、また少し走ったら空気を入れてを繰り返せば問題ない場合もたくさんあります。
基本的にパンク修理剤は、絶対に修理工場までもたない場合のみ使用した方が良いでしょう。

スペアタイヤもパンク修理剤も応急的な物です。
「スペアタイヤにしたから!」
「修理剤を使ったから!」
とそのまま走行すれば大事故につながる可能性があります。
またスペアタイヤ交換や、修理剤を使うことに自信が無い方は、整備工場やJAFなどのロードサービスに連絡した方が絶対に良いです。
自信が無いのにスペアタイヤに交換し、ナットが締まってなかったために事故にあった…
ありえない話ではありませんよね…
少しでも無理と思ったらおとなしく電話をしましょう!
またスペアタイヤは交換できるけど、パンク修理剤は自信の無い方は、後付でスペアタイヤを購入することも可能ですので、車を購入した店舗や行きつけの整備工場に相談してみても良いと思います 。