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お知らせ

エンジンが、かからない

H13年式 ホンダ バモス GF-HM1のご入庫です。ご依頼はセルモーターは回るが、エンジン始動が出来ないという事でした。過去に去年の暮れの車検時に、エンジン不調で燃料を噴射するインジェクターが1本詰まり、アイドリング不安定、加速不良の履歴がありました。そのときは、インジェクターの清掃で調子は良くなったのですが、燃料系統が怪しいなと思いつつお客さまには、乗ってもらっていました。しかし今回エンジンがかからないという事で、予感は的中しました。フューエルポンプの故障です。名前の通り燃料を送る部品になります。この部品が故障すると、どの車もエンジンはかかりません。フューエルポンプは電気的な部品となりますので、消耗品になります。ですけど、普通の使用であれば、10年、10万キロ以上、運が良ければ廃車までもつ車もあります。この車両は、年式の割りに(17年経過)走行が47000キロと少ないです。走行が少ないと、タンクの燃料が湿気で腐りやすく、錆が出やすくなります。この錆により、インジェクターの詰まりや、ポンプのストレーナーの詰まり、最悪は、ポンプの作動不良になります。実際写真でもご確認できますが、

たくさん付着していました。これでは、故障してもおかしくないですよね。日頃の対策としては、いつも燃料は満タンにしておき(タンク内の湿気防止)、日頃からエンジンをこまめにかけるようにすれば良いと思います。1ヶ月から3ヶ月に一回は、燃料系統の添加剤(ワコーズ フューエルワンという、燃料ラインの洗浄剤)の注入も錆の予防になります。ポンプ交換後、タンク内清掃後は、エンジンの調子はすこぶる良くなりました。今後とも車の事で、分からない事や困った事があれば、マツダオートザム呉東へ是非よろしくお願い致します。