タンク内は見事に　錆化粧でした。
砂場の砂をすくうように　錆をすくうことができました・・・・・。
30年経過もありますが、走行距離が少ないのが影響していると
思われます。
ガソリンは　時間の経過と同時に腐っていきますので、日頃から
乗ってあげないといけませんね。
常にガソリンの循環が大事です。

保管状態として、常に燃料満タンで　湿気を防止、燃料添加剤（フューエルワン）
で、ガソリン自体の腐食防止も有効だと思いますが、
日頃から乗ってやることが、一番大事だと思います。
他社ですが、毎日乗られるお客様で　20年　30万キロ走行の燃料タンクを
降ろして、ポンプを交換したことがありますが、
とてもきれいだった事を記憶しています。

ポンプボディの燃料ポンプ、フューエルゲージユニット、もサビサビです。
すごいです。
フューエルゲージユニットは燃料の残量を計る部品です。
浮きがついていて、浮きの上げ下げによる　接点の抵抗値によって、
メーター内の残量計を作動させます。

ポンプの茶こし部分です。
このフィルターも錆でまっ茶色になっておりました。
この状態で良くエンジンが作動しているのが、摩訶不思議アドベンチャーな
感じです。

タンクの掃除に入ります。
とにかく　錆の砂場状態だったため、水でじゃぶじゃぶ　20回以上
すすぎ洗いを実施していきました。
1回　2回で到底　すすぎきれませんでした。
これでだいぶん　きれいになりましたが、内壁にまだまだ　錆が残って
いますので、ここで　秘密兵器の登場です！
ワコーズさん　ピカタンZの登場です！
タンク内の錆の除去剤となります。

このように　タンク内に　このピカタンZと水を希釈してあげて、
タンク内いっぱいにしていきます。
1日つけ置きして　錆を浮かしていくのですが、30分ぐらいすると
みるみる錆がこのように浮いてきます。
本当にすごい商品です！
これを2回していきました。
錆を沢山取ってくれる商品ですが、タンク内の鉄板の攻撃性が少ないため、
安心できる商品です！

その結果　写真のように、とてもきれいになりました。
最初に比べて　全然違いますね！
ピカタンZ　最高です！
その後　錆の今後の予防策として、タンクライナーと言う
タンク内の塗装をさせていただきました。
写真撮るのを忘れました。（汗　汗）

ポンプボディも磨ける限り　しこしこと
磨かせていただき　最初よりは　きれいになりました。
フューエルゲージユニットも取付ていきました。
新品は　気持ちの良いものです！

燃料ポンプも新品を取付しました。
あの交換前のサビサビのポンプと、もう雲泥の差ですね。
知らぬは仏見ぬが神　ですね！
本当に以前の錆でエンジンがかかっていたのが　不思議です。

さあ　このポンプボディを燃料タンクの組み付けます。
組み付けたら、燃料タンクの外側も　シャーシブラックで塗装を実施して、
いよいよタンク本体を車体に取付ます。

燃料ホースも部品供給がある箇所は、バンドと同時に交換させて
いただきました。
古くなっているため、この手の車の部品は、生産終了の箇所も
いくつか見受けられました。
リフレッシュするなら、修理不能になる前に　実施することを
是非ともおすすめさせていただきます！
部品代も、年々上昇傾向にありますから・・・・・。

修理後、最終チェックをして（漏れの確認など）、
試走をさせていただきました。
もともと調子が悪い車両ではないのですが、燃料ポンプが新品になると、
さらに　吹き上がりが軽く　鋭いアクセルレスポンスを体感ができました！
この気持ち良さは、車好きとして、本当に頼もしく　F6A　ターボ車を
官能させていただきました！
やはり　ＡＺ－１　は、いい車です！
今後も末永く　大事に　乗り続けてもらいたいと思っております。
Ｙ様、この度も当店　株式会社ピットイン鯉城商事　速太郎呉店
へのご入庫誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。