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お知らせ

マツダ デミオ カジュアル (LA-DY3W)のエンジン不調修理

マツダ デミオ カジュアル (LA-DY3W)のお客様が、エンジンの調子が悪い、パワーがないと ご来店されました。
この車両は 2代目のデミオとなります。
もうあまり見かけなくなりましたね。
初代とこの2代目は、屋根が高くワゴンタイプとなっているため、室内が広く積載性が良いため、なかなかの人気がありました。
実際の使い勝手もとても良いと思います。
年式は平成15年式で、走行はなんと 210000キロとなります。
当店のリピーター様なので、以前の作業カルテを拝見してみます。
真っ赤なボディが眩しいです。
このデミオに良く似合います。
実際の状態は、アイドリングが不安定で アクセルを踏んでも、ガタガタと吹き上がりが良くないです。
4気筒の内 1気筒分仕事をしてないような感じです。
つまり、4気筒の内1気筒 火花を打っていないようでした。
エンジンチェックも点灯していまして、診断機をあてると、4番のイグニッションコイルの点火不良と出てきました。
点火系の点検なのですが、最近の車両はエンジンカバーや このようにエアクリーナーボックスがエンジンの上にあり、イグニッションコイルやプラグにアクセスしづらくなっています。
エアクリーナーカバーを外してみましょう。
イグニッションコイルを4本外し、プラグレンチにてプラグを外します。
狭いです。(まだこのデミオは楽な方だと思います。)
この車両のサイズにあったプラグレンチに付けるエクステンションを探します。
イグニッションコイル、プラグの取外し完了です。
一般の人が昔みたいに簡単にプラグの点検は出来なくなりました。
それなりの工具は必要ですね。
やはり、4番のイグニッションコイルがお亡くなりになられていました。
とりあえず4番のイグニッションコイルを交換すれば直りそうなのですが、他の3本のコイルとのバランスが悪くなりますので、4本とも交換させていただきます。
以前交換履歴がないため、走行距離から言うとしかたないですね。
10万キロを超えたら要注意です。
出来れば交換した方が安心かと。
スパークプラグも交換時期でした。
電極の消耗がみられました。
もちろん交換させていただきます。
このデミオは、スタンダードプラグのため 2から3万キロの交換目安となります。

新品のプラグです。
電極もしっかりしています。
交換後、試運転させていただき エンジンの吹き上がり、アイドリングの安定と すこぶる快調になりました!
この瞬間が整備をしていて 良かったなあ と思う瞬間です。
お客様はここまでお乗りになられているため、かなりの愛着があるんだなあ と思います。
末永くお乗りいただければ幸いです。
T様、この度も当店、(株)ピットイン鯉城商事 速太郎 呉店にご入庫誠にありがとうございました。

作業目安時間

30分

対象車両情報

初年度登録年月 平成15年
メーカー・ブランド マツダ
車種 デミオ
グレード カジュアル
型式 LA-DY3W