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お知らせ
トヨタ プリウス S (DAA-ZVW30)の足廻りからの異音修理
平成21年式の トヨタ プリウス S (DAA-ZVW30)の
整備入庫のご紹介です。
当店リピーター様で、走行は 198000キロとなります。
ここ数日で、すごく蒸し暑くなってまいりました。
梅雨のため、じめじめとカラッとした暑さでないため、
過ごしにくいですね。
皆様、こまめに水分補給、塩分補給、食事を3食を抜かないように
実施して、倒れないようにしましょう!
さて、お客様からのお申し出事項は、「ハンドルを切った時に
ギシギシと音がする」 とおっしゃいました。
早速点検させていただくと、左側の足廻りのショックアブソーバー辺りから、
ギシギシと音が響いておりました。
先ずは、左のショックアブソーバーを車体から取り外してみます。
ストラット式にため、上側のナット、
下側のボルトナットを取り外すと、
このショックアブソーバーが単体になります。
(写真は、スプリング、バンプラバー、ダストカバーなどを
外した状態)
ショックアブソーバーはオイル漏れ等はありませんが、
性能は落ちてきていると思います。
性能重視で考えると、4万キロぐらいでしょうか。
(走る条件下によって変わりますが・・・。)
異音の原因は、ショックアブソーバーの上側の、
アッパーマウントのベアリング不良でした。
ショックアブソーバーと車体をつなぎ合わせる部品です。
クッションの役割もあり、ハンドルをスムーズに切るための、
ベアリング構造になっております。
このベアリングが砕けて、内部のボールがバラバラになって
おりましたので、このギシギシの異音も納得です。
走行距離が多くなると、致し方ありませんね。
交換させていただきます。
同時に、ショックアブソーバーのダストカバー、バンプラバーも
交換させていただきました。
ショックアブソーバーは、再使用させていただきました。
本当は4輪ともリフレッシュ作業をすれば、新車のフィーリングに
近くなりますので、今後のリフレッシュ作業をおすすめさせていただきました。
こちらが新品のアッパーマウントです。
ベアリングも綺麗ですし、ゴムも硬度がしっかりしています。
乗り心地にも貢献すると思います。
こちらがダストカバー、バンプラバーです。
ショックアブソーバーのシリンダーの異物混入を
防止して、段差でのショックアブソーバーの底つきを防止します。
ショックアブソーバーを組み立てていきます。
スプリングは、このようにコンプレッサーで縮めて組んでいきます。
昔は良く社外の強化サスペンションを良く自分で組んで遊んだものです。
懐かしく思います。
最後試運転させていただき、異音が無くなりました。
良かったです。
このプリウス、末永くお乗りいただければ幸いです。
G様、この度も当店株式会社ピットイン鯉城商事 速太郎呉店
へのご入庫誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
作業目安時間
2時間
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成21年 |
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メーカー・ブランド | トヨタ |
車種 | プリウス |
グレード | S |
型式 | DAA-ZVW30 |