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お知らせ
トヨタ ヴィッツ F (DBA-SCP90)の車検整備
ご入庫がありました。
当店 リピーター様で、走行距離は、90000キロでございます。
いつも当店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
では、早速作業開始いたします。
この90系のヴィッツは、ヴィッツとしては、2代目にあたります。
(私の記憶が確かであれば・・・。)
先祖は長い歴史のスターレットでございます。
KP、EP系と魅力にあふれた車種でありました。
KPのFR(フロントエンジン リヤドライブ)の魅力を生かした、アンダーパワーですけど、
素直な操縦性、
EPの荒々しく 乱暴なターボパワーといい、まさしく入門用の安くて楽しい、
ボーイズレーサーでした。(昭和感満載の表現です。もう死語になりましたねぇ。)
肉食系の車両だと思います。
それらに比べると、この90系は、おとなしいというか、
草食系の感じがしますね。
今の時代にマッチしているのかもしれません。
しかし 昭和の時代を知っている者としては、
マーチ ターボ(スーパーターボ、簡略装備のRタイプも含む)、スターレットGT Si ターボ、
ミラージュ ターボ(サイボーグなど)、シビックSi、パルサー ミラノ、ファミリア ターボ GT、 ・・・・・etc、
などの パワーがシャーシを上回っている じゃじゃ馬な
ホットハッチの復権を願っている、担当Kでございます!
2SZエンジンです。
まさしく おとなしくて 普通の見た目のエンジンです。
普通すぎて、なんか落ち着きます。
エンジンオイル、オイルエレメント交換させていただきました。
前回の車検から 10000キロも乗られていないため、状態は良さそうです。
ベルト類、スパークプラグの状態は良好でした。
次回車検では、スパークプラグ(イリジウムプラグ)、
ベルトも亀裂はありませんが、年数経過で硬化してきますので、
双方とも 次回車検時に交換をおすすめさせていただきました。
今後、ウォーターポンプも10万キロを超えたあたりから、ガラガラと
軸のベアリングが悪くなりやすいため、注意が必要です。
バッテリーも良好でした。
しかし 今年で丸5年経過しますので、注意をさせていただきました。
夏場 冬場は特に注意です。
最近は、微弱充電器もお安く売っているため、良好に保つためにも、
こまめな充電をおすすめします。
こうすることで、バッテリーは長持ちします。
エアエレメントは綺麗だったため、清掃で対応させていただきました。
20000キロ以上で汚れてきますね。
まだまだ 大丈夫です。
汚れが多くなると、燃費の悪化、エンジン不調になる原因と
なるため、早めの交換がよろしいかと思います。
当店一押しのクーラントブースターは、注入させていただきました。
これで冷却系は安心です!
冷却水も熱で、年々劣化はしてきますので、定期的に交換や添加剤の
注入が、エンジンを守るためには重要となってきます。
これまた当店一押しの燃料添加剤 フューエルワンも注入させていただきました。
これで燃料ラインのクリーニング効果に期待出来ます!
どちらも おすすめ商品となります。
エアコンフィルターは、かなりの汚れのため、
交換させていただきました。
これで快適な室内空間を演出できます!
1年 15000キロごとの交換目安となります。
ブレーキ周りでは、フロント側ブレーキディスクパッドの残量は、
5ミリ以上ありましたので安心です。(新品時 約10ミリ)
キャリパーピストンの動き、オイル漏れ ダストシールの損傷具合
スライドピンの動き等良好でした。
念のため 清掃 グリスアップさせていただきました。
これで 良い状態が保てます。
リヤ側 ドラムブレーキは、ブレーキシュー残量 ドラムカバーの
内側あたり面の状態、油圧のホイールシリンダーの状態とも
良好でした。 安心です。
サイドブレーキが甘くなっておりましたので、
調整 グリスアップさせていただきました。
これで 快適なブレーキフィーリングを体感できます。
これがドラムカバーです。
走行距離が多くなったり、サイドブレーキをかけっぱなしで走行すると、
カバーの内側 シューのあたり面が 傷が多くなり、でこぼこに
なります。
こうなると シュートのあたる面積が狭くなり ブレーキが効きにくく
なりますので 危険です。
車検 点検時には、ペーパーをかけて修正はさせていただくのですが、
状態が酷くなれば、交換になります。
ブレーキオイルも実施させていただきました。
車検毎の交換目安となります。
ブレーキオイルは、マスターシリンダーにて油圧を発生させ、
ブレーキ配管、ホース等を通り、各車輪のブレーキキャリパー、
ホイールシリンダーのピストンを動かして、ブレーキパッド、
、ブレーキシューを作動させます。(簡単な説明でごめんなさい。)
ブレーキオイルが劣化すると、水分に溶けやすく、熱にも弱いため、
新品時は約200℃以上で沸騰してくるのですが、時間とともに
空気中の水蒸気をどうしても含んでしまうと、だんだんと沸騰する温度が、
水の沸騰する温度に近づき、下がってきます。
(水の沸点が100℃となります。)
どういうことかと言いますと、ブレーキオイルが劣化してくると、
長い下り坂でブレーキを多用すると、熱を持ち、ブレーキオイル内が
気泡が発生して、ブレーキ系統、配管内にエアがたまってきます。
これにより、ブレーキタッチが悪くなり、(踏みごたえが無くなったり)
ブレーキの効きに影響を及ぼします。
それとブレーキオイルが劣化してくると、ブレーキ系統のシール類、
ゴムパッキンの劣化、錆の発生につながりますので、
出来れば車検毎の交換が望ましいのは、このためでございます。
ながながと 説明がへたくそで、ごめんなさい。(汗 汗)
下回りシャーシ関係では、軽微なオイルの滲みもありましたが、
問題ありませんでした。
シャーシの防錆塗装は、今後実施のおすすめさせていただきましたが、
マフラーの耐熱塗装は、ご提案させていただき、
実施することになりました。
この リヤのタイコ部分も含めて、薄っすら経年の錆が、
発生しておりました。
当店では、シャーシ全体を塗らなくても、個別で マフラーの耐熱塗装の
メニューもご用意させていただいております。
マフラーの錆止め 耐熱塗装は、シャーシ塗装の塗料で吹き付けをすると
熱ですぐに剥げちゃいますので、熱に強い(800℃くらいまで、対応の塗料)専用の
塗料を使用させていただきますので、安心です!
価格もリーズナブルな設定にさせていただいておりますので、
車検時だけでなく、単品の作業としてもさせていただいております。
気になるお客様は、是非とも お問い合わせ下さい。
タイヤは大丈夫でした。
最後 ワイパーゴム前後、ヘッドライト光軸調整させていただき、
作業完了いたしました。
今後も このヴィッツ 末永くお乗りいただければ幸いです。
U様、この度も当店株式会社ピットイン鯉城商事 速太郎呉店
へのご入庫誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
作業目安時間
1時間
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成20年 |
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メーカー・ブランド | トヨタ |
車種 | ヴィッツ |
グレード | F |
型式 | DBA-SCP90 |